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No.33 2歳と3歳の上野動物園

No.33 2歳と3歳の上野動物園

暑さ対策は必要だけど、動物園は四季を通して人気。梅雨の晴れ間にあった保育園の遠足も、みんな大好きな上野動物園でした。3歳の娘は、先生に言われて新調したリュックにお弁当と着替えを入れ、背負ってうきうきと出発。パンダやキリン、ゾウのほか、カピバラ、大きなカメ、サル、ワニ、ペンギンとたくさん見られたみたい。特に初めて見たサイが気に入ったそう。何を見たか、記憶して話すことができます。片足立ちしてみせて「ピンクだった」というので「フラミンゴ?」と聞くと、「そう、フラミンゴ!」。

 

あとで保育園に掲示の写真を見ると、子どもたちがみちみちと肩を寄せ合って動物に見入ったり、お弁当を食べたり。お友達と一緒って、楽しいよね。たくさん、歩けるようになったんだ。それでも、ママが作ったお弁当がうれしいし、帰ったらお話で分かち合おうとするのがかわいい年頃です。親は近場とはいえ、事故がありませんようにとお祈り。

 

行きのバスで自己紹介し、娘は「ネズミが見たいです」と言ったとか。1年前にママと行ったときに、動物とふれあえるコーナーでハツカネズミをさわったのを覚えていたみたい。当時の日記を見たら、2歳児とのお出かけがよくわかるのでそのまま紹介します。

 

―2014年6月最後の日曜日、晴れたので、母娘で上野動物園に。2度目です。1歳のときは、パンダを見て眠くなり、あまり見られませんでした。娘のお弁当は、お米をたいていなくて、おかずと焼いてあった米粉ケーキを。お水ボトル、着替え、おむつ、レインコート、抱っこひもを持ってバギーで出発。バスと電車を乗りついですぐつきました。

 

バスではバギーをたたみ、席を譲ってもらいました。娘とバギーの両方をおろすのに、おろおろしちゃったけど、バス停のスタッフが娘を抱っこしてくれました。バギーを開くのに手間取っていたら、娘が走って行ってしまい、冷や汗。名前と電話番号を書いたタグをスカートにつけて、目立つピンクのシャツを着せましたが、迷子や事故がこわいです。駅内の階段は、娘に歩かせてバギーはママが抱えました。「勝手に行かないで、バギーと手をつないでね」「ママはバギーを降ろすから、階段は気をつけてね」というと「はーい」と返事もするようになり、ちょっと前よりは落ち着いた気がします。

 

昔はバレエやオペラを見に通った文化会館を通り過ぎ、しばらく行くと入り口に。ママの入園料だけ、600円。初めにパンダ舎へ。意外とすいています。並ばず、すいすい。でれーっと寝そべっていましたが、見られてよかった。パンダ像の前で写真を撮ってくれる業者がいて、自分のアイフォンで撮ってもらいました。業者が撮影して気に入ったらプリントを購入という仕組みで、手持ちカメラでも撮ってくれるという。耳のついたパンダカチューシャを貸してくれて、娘が「ママもしてー」と言うので母娘でパンダになって撮影。

 

続いて娘が見たかったゾウさん。テナガザル、ライオンなどを見て回りました。梅雨の晴れ間、日差しがどんどん強くなり、とっても暑い!アラフォーママは日焼け問題が切実。長そでに帽子、サングラスで汗だらだら。娘を追いかけて走れるように、ぺたんこ靴にレギンスパンツ、貴重品を入れた斜めがけバッグが基本のお出かけスタイルです。

 

家族連れが多く、母娘だけはアウェイ。でも気にしません。たまにはジャンクなものもいいかなと、焼きそばとソフトクリームを買って一緒に食べました。ホッキョクグマがお水につかっているところや、サル山を見て隣の西園へ。娘はモノレールに乗りたくて大泣き。並んでいるし、かんかん照りだし、歩いたほうが早いので大泣きさせたまま、歩くママ。

 

西園につき、ふれあいコーナーへ。「うさちゃん、さわれるよ」というと機嫌が直り、おとなしくバギーにつかまって並びます。建物の中に入るとバギー置き場があり、箱に入った小動物が。娘は大喜びでウサギをむにむに。耳をちょいちょいさわり、「やさしくね」というと、背中をなでていました。ハツカネズミにも積極的に手をのばし、のせてもらいます。アヒルやモルモットもなでました。「うきゃきゃっ」と声を上げて。「うさちゃん、なでたね」というと、「やさしくー」と答えたので、こういう経験で動物にやさしくすることを覚えるのですね。あとはリクエストのカバ、キリンを見て満喫です。

 

バギーごと入れるトイレに寄ってから、あまりの暑さに、レストランに避難。席が空くのを待って座ると、娘が冷水器の水をコップに「いっぱいいれる!」と大泣き。がっつり捕獲すると周囲の視線が。虐待ではありません…ママひとりで頑張っています。眠かっただけで、抱っこしたらすぐ寝ました。バギーを倒して寝せて、ママはしばしの休憩。

 

これで平和な1日と思いきや、レストランを出たとたん、豪雨です。ぽつぽつ来たときにバギーのほろを深く降ろし、レインコートをかけてクリップで止めたので娘は無事。ざーっと来てお土産屋さんの軒下に行ったものの、ママはずぶ濡れ。仕方なく店内に入らせてもらい、端っこにバギーを置き、雨が弱くなるのを待ちました。お買い物をしてから、ママは濡れて寒くても不快でも、バギーを押して黙々と歩きます。

 

入園とは別ルートで最寄り駅へ。階段は娘が起きてきたので抱っこして、警備の男性にバギーを持ってもらいました。以前は、娘と遠出なんてものすごく緊張したものですが、助けてくれる人がいれば感謝する、いなくてもくじけない、と思うようになりました―。

 

こんな感じで、2歳のころはお出かけ初心者だったのですね。なつかしいです。

 
(なかの・かおり 39歳で初産。会社員生活は、20年目になりました)