NPO仕事と子育てカウンセリングセンター
活動レポート活動レポート:シンポジウム
第1回【仕事と子育て】カウンセリングシンポジウム

シンポジウム「今なぜカウンセリングが必要なのか」
岡山慶子 (NPO法人【仕事と子育て】カウンセリングセンター理事・カウンセラー)

プロフィール
1967年 金城学院大学文学部社会学科卒業後、株式会社朝日広告社入社
1986年 株式会社朝日エル設立
2006年4月 NPO法人【仕事と子育て】カウンセリングセンター理事 就任
2007年 株式会社朝日エル取締役会長、朝日エルグループ代表 就任
現在 共立女子短期大学非常勤講師、株式会社女性総研取締役等の企業代表を務める
著書「女たちのすごいマーケティング13の法則」、「ゆりかごからゆりかごへ入門」、「乳がんの人のためのレシピ」など多数

【仕事と子育て】両立支援としてのカウンセリングの意義

仕事と子育てカウンセリングセンター理事をしております岡山と申します。
仕事と子育て支援は、国が進めているもの、企業が進めているものと たくさんあります。私たちは【仕事と子育て】カウンセリングセンターという名の通りカウンセリングの考え方を特徴としています。何故カウンセリングというようにしたのか。これを中心にお話をさせていただきます。

私ごとになりますが、23年前に会社を作りました。心地よいものにしたいと次の3つを目標にして会社を設立しました。
1)仕事の内容−社会貢献と経済活動・ビジネスが両立する会社にしたい。
2)心地よい組織-出来るだけ働く人に合わせた組織、出来るだけ規則の無い会社―にしたい。
3)女性の持っている特性に合わせた会社を作りたい。

12〜13年経った頃にその頃社員が妊娠・出産・育児に関わる人が多くなり、私自身はカウンセリングを勉強したいと思い始めていました。そのころ、気づいたことがあります。『結局、働くのは人なのだ。そして組織にとって必要なことというのは、働く人が幸せにならなければ何の意味もないのではないか』ということです。

これを考えていたときに、これはカウンセリングの基本的なことと同じことなのだと気がつきました。カウンセリングというのは指示でもなく、コンサルテーションでも、相談でもありません。一番大事なことは、援助の関係を全ての関係に作り上げていくこと。私自身はカウンセリングにとって、それが一番大切なことではないかと思っております。

例えば、会社の場合は雇用する側も雇用される側も同僚とも上司とも部下ともすべての関係において援助する関係を作りたい。そしてそれは結果的に全人格的なことであって何のために働き、何のために生き、どこに生きがいを持って人生を歩むか。かなり本質的、根源的なことを会社のなかで共有したり援助したりしあうことなのではないかと気付かされたわけです。勿論これは大きな組織ではなく小さな組織だからこそ気がついたり出来たことかもしれませんが、結果として数の問題ではなく本質的にカウンセリング的なマインドあるいは援助する関係が会社や、どのような組織の中にも必要ではないかと思っています。

そのような意味で【仕事と子育て】カウンセリングセンターがカウンセリングと名付けているところに大変意味があるのではないかと思っております。