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No.14 飛行機デビュー

No.14 飛行機デビュー

あっというまに冬休み。帰省や旅行で飛行機に乗る機会はありますか? 娘は2歳なので、国内線なら抱っこで乗れます。料金がかからなくて助かりますが、おひざの上でじっとしていられるかな。移動中に遊べるよう、シールや塗り絵を何種類か買いおきしています。

 

初めての子連れフライトは緊張しますよね。娘が7カ月のとき、ひとりでバンコクへ連れて行きました。フライトは約7時間です。ちょうどある著名人の「飛行機で子どもが泣いてうるさかった」という発言が話題になっていたころ。夫が海外に単身赴任していたので、日本からと赴任地からの中間地点としてバンコクに集合しました。必要があって乗るのだけど、周りの人の「うるさい」という気持ちもわかるのでドキドキでした。

 

私は短期留学や海外旅行、出張で飛行機には慣れているほうでした。でもあるとき、すごくハードなスケジュールで乗って気持ち悪くなり、飛行機が苦手になってしまったのです。それ以来、久しぶり。しかも、ひとりでベビー連れ。不安でも乗るしかないのでした。

 

まず電車から。成田空港に行くのにエクスプレスを使いました。駅の段差を突破できないと思ったのでバギーは持たず。娘を抱っこひもに入れ、小さめトランクを持ち、大きいバッグを肩にかけるという大荷物。タクシーで最寄り駅の、エスカレーターがある改札へ。

 

空港にたどりつき、航空会社のカウンターに行けば、お手伝いしてもらえると思ったのですが甘かったです。受付の女性に「事前に申し込みしていないんですか?!」と怒られました。申し込みが必要なんて知らなかったし、目の前で困っている人がいるのに…。のちに帰国する際は、バンコクの空港で現地スタッフが何人も来て「手伝わなくていいの? 大丈夫?」と声をかけてくれました。本来、サポートってこういう自然なものですよね。

 

ちょっと悲しい気分で搭乗口へ。ベビー連れだと優先搭乗ができるのですが、ママも緊張していたし、娘が泣かないようにと最後にしてもらいました。お隣の座席の男性に「うるさかったらごめんなさい」と声をかけると「私は娘がいますし、お手伝いしますよ!」とニコニコ。知らないパパに抱っこしてもらうのも微妙な気持ちですけど(笑)。初めに親からこういう一言があれば、周りの人も泣かれたときに感じ方が違うかもしれません。

 

あと事前に聞いたのが、離着陸の際に気圧の変化で耳がつんとなってベビーが泣くので、何か飲ませるといいということ。娘は母乳育ちだったので、抱っこひもに入ったままいつでも飲めました。かぶるタイプの授乳ケープを使い、周りに男性がいてもごくごく。音の出るおもちゃはうるさいと思い、絵本を用意。あとは小さい声で歌ってあげました。念のためにと詰め込んだおもちゃや着替えで、手荷物のバッグはぱんぱんでした。

 

心配をよそに、大泣きすることもなく、無事に到着。バンコクから帰りのフライトは、夜便だったし、すごく揺れたのでママが気持ち悪くなってしまいました。具合が悪くても、投げ出せないのがママ業。何とか帰りつきました。いま思えば、ベビーのうちは、おっぱいを飲んで寝ていることが多いので、平和だったかもしれません。動き回るようになると大変。アメリカからひとりで2歳の男の子を連れてきたママは、お昼寝以外は、抱っこしてゲームで遊ばせたりおやつを食べさせたりしたそうです。10時間近く、お疲れさま。

 

2回目に娘とバンコクに行ったときは、近所の外国人ママに「何で空港までバスで行かないの?」と言われ、近くのターミナルからリムジンバスで。バギー、トランク、バッグを持ち、ベビー抱っこでもバスの運転手さんに持ってもらえば大丈夫でした。空港のサポートも事前に予約。空港の職員かしら? 男性が荷物を持って案内してくれて助かりました。

 

3回目のフライトは、1歳になってすぐ。バンコク乗り継ぎでさらに遠い夫の赴任地へ。バンコクでは女性スタッフが、移動用の車で案内してくれました。機内では、仕事で知り合ったベテラン看護師さんが「音も出ないし、少しの時間なら集中できるかも」と送ってくれた布絵本が大活躍。星や魚などのマスコットがついていたり、はってはがせるピザがあったり、離陸するときにばっちりでした。機内で用意されていた外国製の離乳食(瓶詰め)は娘が食べないので、持参したお米パウダーにお湯をもらっておかゆにしました。

 

バンコクを出ると、だんだん雲行きがあやしくなりました。投げられたらしくバギーが壊れ、目的地の空港では全くサポートなし。抱っこしてバッグを持ち、飛行機を出るときはまさかの階段。ヨロヨロと降りて、来たバスに乗ったらVIPラウンジに連れて行かれました。身分証を下げた男性にお金を要求されたので「持っていない。知らなかった」と英語で押し切ると、しぶしぶ案内されました。迎えに来た夫がギャラを払ったら男性も上機嫌に。空港の職員ではなく、案内して稼いでいる人なのだそうです。

 

初めて飛行機に乗るかたは、事前にサポートをお願いしつつ、必要なものを確認してくださいね。ベビー用のベッドを壁に取り付けてもらえる席があるのですが、航空会社によって何カ月まで、何キロまでと決まっています。娘は少しは入って寝ましたが、起きると泣いて出てこようとするので、ほとんど抱っこ。機内食も抱っこしたまま食べました。

 

トイレは、抱っこひもに入れたままか、乗務員に抱っこしてもらって行きました。離乳食は、瓶詰めやお菓子をもらえたり、予約しないと出なかったりいろいろです。温かいおかゆを用意してもらったときは、娘もおいしそうにぱくぱく。みなさんも、いい旅を!

 

(なかの・かおり 39歳で初産。約20年、メディアの仕事にかかわっています)