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No.3 暑さ対策

7月は、気温が上がるとともに娘(2歳)の夏かぜが続いて、母娘ともに熱く苦しい日々でした。健康なときでも、小さい子は暑がりで汗かき。暑くなり始めた6月のある晩、寝ていた娘が突然、「あつい、おみず」と言ってベッドから降り、ドアを開けてリビングまで行ってしまいました。自分でコップにサーバーから水をつぎ、ごくごく。「いたい」と言っておでこをさわるので熱を測って…。

 

そのときは絵本を繰り返し読んで寝つき、朝も熱がなかったので保育園に行けました。エアコンをつけるほどではないと思ったのですが、娘にとっては暑かったのでしょう。成長して、不快さを表現できるようになったのですね。

 

子どもの暑さ対策、どうしていますか? 自宅は日が昇る東向きの部屋なので、ものすごく暑いです! 寝ている間のエアコンも温度がむずかしいですね。下げすぎても40代ママは冷えがつらい。私は夏でもレッグウォーマーや腹巻きはかかせません。エアコンの機種や部屋の広さ、日当たりによっても体感は違うでしょうが、近所のママたちに聞くと27~28度が多かったです。私は27度のドライか冷房の弱で、おやすみモードに。それでも娘は汗をかくと起きてしまい、夜中に何度か「おみず」「あついー」と言ってママにくっついてきます。

 

娘が0歳の夏、「これより低いと寒い、これより高いと汗びっしょり」という温度を、観察しながら試して昼間は「26度、ドライ、弱」にしていました。あるシッターさんが「寒い!」と言って娘をブランケットと私のパーカーでぐるぐる巻いていたので驚きました。その人の体感として寒かったのでしょうが、まず親に声をかけてほしかった…。

 

そのころは娘がまだ話せなくて、暑い日の夜になるとずっと泣いていました。ママは、なぜかわからない。お風呂に入って抱っこしていると、泣きやんでニコニコとママを見上げます。汗をかいて気持ち悪いよー、お風呂入ろうよーって泣いていたのかな。

 

初めての夏は、外出も緊張しました。抱っこひもにすっぽり入れて、頭皮が日焼けするかしらと思い、ちょっと大きめだったけど帽子をかぶせて。家にこもりきりでもよくないので、近場の親子ヨガや、電車とバスで行ける幼児教室へ。抱っこするときに、自分と娘の間にハンカチで包んだ保冷剤をはさみましたが、すぐ溶けてしまいました。

 

お出かけしたときの水分補給は、常に母乳です。授乳中のママは、しっかり水分をとりましょうね! バギー派だった息子くんのママに聞くと、バギーに大きなシェードをつけて直射日光をさえぎり、首を冷やすグッズを使ったり、まめに麦茶を飲ませたりしたそうです。

 

日本の夏を経験したあと、暑い国に2回、行きました。夫が海外に単身赴任していたので、娘が7カ月のときと9カ月のとき、バンコクに集合。予防接種もだいたい済んで体もしっかりしてきたころです。暑い街を抱っこひもで歩いて、体調が悪くなることもなく…意外と赤ちゃんは強いのですね。歩道が熱くなっているので、ハイシートのバギーも持って行ったのはよかったです。

 

バンコクによく行っていたというシッターさんから、「室内の冷房が日本よりきついから、バスタオルを持っていくといいですよ」とアドバイスされ、お店ではタオルでくるみました。ホテルのエアコンもきつかったので、寝るときはスリーパーを着せました。大きめのベストのような形で、肩やおまたがボタンでとめられます。赤ちゃんはタオルケットをかけても、どかしてしまうので、おなかの冷え防止に。

 

1歳の夏も、歩くのは好きでしたが、ママに密着したくて保育園の送り迎えは抱っこがほとんどでした。抱っこひもを使うと、ママは日傘を使えるので、親子で日陰に入れて便利。2歳のいまは、バギーにのるのも気分しだい、帽子をかぶったりかぶらなかったり。急におんぶ好きになってしまい、暑い朝におんぶもできる抱っこひもで保育園に行くこともあります。

 

日焼け止めは、保育園の水遊びの日はつけないように言われているので、微妙です。水遊びは日陰だとしても、保育園に行く途中とか、お出かけのときとか、日焼けしすぎても子どもは大丈夫なのかしら? 虫さされやあせもに悩む子もいて、お肌の問題はけっこうあります。

 

熱中症は怖いですよね。小さい子は体温調節がむずかしいですし、言葉で説明できないから大人がみてあげないと…。保育園でもらった資料には、「こんなときは要注意」として①顔が赤い②体が熱い③たくさん汗をかいている④くちびるが乾燥している⑤おしっこの量が少ない⑥だるそう…とありました。予防のポイントは、「風通しのいい服を」「暑さに慣れさせて強い体に」「水をこまめにとる」「室内の温度にも注意」など。

 

応急処置は、「すずしいところへ移動」「首、脇の下などを冷やす」「スポーツドリンクなどで水分・塩分補給」。そして、「意識がもうろうとしている、呼びかけても反応がないときは救急車を呼びましょう」とありました。このような予防や処置も、当たり前のことのようだけれど、日常では忘れがち。私も資料を読み返して、復習しました。

 

(なかの・かおり 39歳で出産。約20年、メディアの仕事にかかわっています)