No.6 肉料理に強火は要らない
熱湯で作るゆで卵は白身が固まっていますが、温泉卵はプルプルですよね。タンパク質は65~70℃で固まるので、熱湯でグラグラ煮立てると固くなってしまいますが、65℃で火を入れるとあのトロっとした状態になる。この原理がわかっていると、肉料理をやわらかくおいしく調理できます。
たとえば豚しゃぶをつくるときは、お湯をグラグラ煮立てず、鍋底から小さな泡が立つくらいの湯に豚肉を1枚ずつくぐらせる。肉を焼くときは、熱したフライパンに入れるのではなく、火にかける前のフライパンに肉を入れて弱めの中火で焼く。こうすると、肉にストレスがかかることなく中心に熱が伝わるので、口当たりがやわらかく、ジューシーに仕上がるのです。
【肉料理をやわらかくおいしく仕上げるコツ】
・肉の芯まで火が通りやすいように、ステーキ用の肉は冷蔵庫から出して室温に戻してから調理する。
・鍋をグラグラ煮立てない。
・フライパンで焼く場合は、火にかける前に肉を入れ弱めの中火で焼く。
・肉の芯まで火が通りやすいように、ステーキ用の肉は冷蔵庫から出して室温に戻してから調理する。
・鍋をグラグラ煮立てない。
・フライパンで焼く場合は、火にかける前に肉を入れ弱めの中火で焼く。